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授業ではあれほどタバコの害を説きながら、テストの採点中にタバコをプカプカやっている教師もいるんです。
適当な美辞麗句を並べ立てていても、実際やってることはこんなものだということを学びましょう。
体育教師の矛盾を探ろう
今日は体育教師の観察の時間です。体育教師はいつもどこにいるでしょう。そう、体育館にくっついた「体育教官室」を巣にしています。どうして職員室にいないのでしょうね。そのなぞは解明されていません。でも、職員室はお勉強ばかりしていた学校秀才君たちの巣ですから肌があわないのかもしれませんね。あるいは、コワモテで通したいから、出来るだけ体育館裏のようなジメジメした場所に好んで群れるのかもしれません。
体育は軍事教練の流れをくむ教科です。スポーツでも運動でもなく体育教練なんです。だからスポーツが好きでも体育は嫌いということは矛盾しません。体育も他の教科と同じく、やりたくもないことを強制的にやらせるだけです。
高校生だったころ、体育教師が授業中に女子生徒にブリッジをさせて上に乗っかっているのを見ました。数学教師が授業中そんなことをしていたら、即刻免職でしょう。しかし体育教師だから問題視されません。体育の授業だからといって許される行為でしょうか。
保健の授業も体育のなかでは大きな部分です。保健には環境問題とか性教育とかとにかく人間生活におけるあらゆるものがつめ込まれています。これを体育教師は教え込まなければならないわけですから大変です。その大変さは充分理解したうえで、テストの後、そーっと体育教官室を観察してみましょう。体育教師がタバコを吸っている場面を見られるかもしれませんよ。
授業ではあれほどタバコの害を説きながら、テストの採点中にタバコをプカプカやっている教師もいるんです。こんな光景を見てしまったら、どうでしょう。建前と本音との使い分けだってことになります。これが本当の学習です。適当な美辞麗句を並べ立てていても、実際やってることはこんなものだということを学びましょう。そういう大人になるかどうかは、そこで皆さんが判断することです。
ちょっと余談ですがこれも高校時代です。国語の教師が授業中にこういいました。「仙人は霞を食って生きているといいますが、タバコというのは霞であります。」こう言って自分がタバコを吸ういいわけをしているんです。彼は正直者ですね。でも矛盾はしていない。体育教師はタバコの害を説く以上、タバコを吸うべきではないのです。その程度の論理的整合性が無い者が教師になるべきではないのであります。
保健体育というのは先にも書いたように、とにかく広範囲の領域であり、それらをすべて実行に移せるのはホントに仙人くらいのもんです。そのような教育は不可能なのです。しかし体育はなくならない。がっちりと中央集権的な体育教師の組織が組まれているからです。高野連などもその一派だと考えてもいいでしょう。高校生の汗と涙を広告にして自らの生き残りの手段としているわけです。◆