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15．快速快調
今回驚いたことのひとつに快速列車がある。新快速と紀州路快速は大変便利だった。これほど使えるとは思わなかった。青春１８キッパー（造語）にはなくてはならない強い味方である。
新快速は本数も多く京都からは１５分毎に出ている。長距離列車もあり、米原（大垣駅から３５分のところにある主要駅）から姫路の先の網干まで一本で行く列車もある。快速列車をうまく使えば、実家の山口県まで青春１８キップ１回分で帰れそうな気がする。
ということでちょっと時刻表を調べてみた。すると本州の最西端である山口県下関に、接続がよければ１９：３０にはつくことがわかった。姫路で１時間程待ってちょっと早い昼食をとっても２０：３０には下関だ。
これは恐るべきことである。新幹線を使えば２万円強かかるところを３０００円程で行けるのである。もちろん新幹線の快適な６時間をとるか、２０時間ぶっ通しの電車道をとるかという問題はあるが。片道苦労して、余った４回分の青春１８キップで途中下車の旅をしながらゆっくり帰るというのもいいものではないだろうか。
紀州路快速も和歌山行きには必須条件かもしれない。関西空港快速と車両が途中で分離することがあるので乗る車両は注意が必要だが、頻繁に出ているので大いに活用しよう。
しかし路線によっては不満もあった。和歌山から南紀方面の普通車両が大変少ないのである。南紀を観光するには特急を使わざるを得ない感じなのだ。もちろん普通列車も有るにはあるが、新快速のように「なるほど」と唸らせる“筋”がない。あの太平洋の美しさを青春１８キッパーにも存分に味わわせてほしいと思った。
話が前後してしまったが、いよいよ和歌山入りだ。
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