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27．新快速で大阪へ
またまた新快速の出番だ。しかも今回は天王寺で乗りかえることなく大阪まで行ける。とにかく俺はこの新快速という電車がめっちゃいとおしく頼もしい存在に思えた。庶民の味方って感じもラーメン紀行にふさわしい。
１時間強で大阪に着いてしまった。新大阪までは１０分もかからない。時間は午後４時。少し早いが、夕飯を食い倒れの街大阪でという企画はアリやなと思い、大阪駅の改札をくぐった。途中下車ＯＫの青春１８キップだからこそそういう気にもなったのだろう。新大阪で今日の分は使い終わる。それなら大阪で改札を抜けなきゃソンだ。発想も庶民的なのだ。
とはいえ、大阪駅をでてどこへ向かうべきやら検討もつかない。ここで９０年代的文明の利器が威力を発揮する。せとやま氏が元大阪在住のＩ氏に携帯電話で情報を聞く。Ｉ氏も車で移動中だった。携帯電話は便利だ。俺は使わないが。そう言っていられるのもあと数年かもしれないな。
Ｉ氏も昔のことでよくわからないといいながら教えてくれたのは「阪急東通商店街」だった。行ってみると確かに飲食店が所狭しと並んでいる。アーケードのなかにまでデカデカと看板を出して主張するのが大阪流なのだろうか。なかなか派手で俺は好きだ。
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